MVC–Struct:
モデル(Model:ビジネスロジック–JavaBeans–Javaのクラスで実装しても、EJBを用いて実装してもよい)
ビュー(View:プレゼンテーション–JSP)
コントローラ(Controller:モデルとビューを制御–サーブレット)
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STRUCTSの基本動作
まず、ブラウザからHTTPリクエストが送られます。すると、コントローラであるSTRUTSのアクションサーブレット(STRUTS提供)は、指定のモジュールのリクエストプロセッサ(STRUTS提供するリクエスト処理を制御するクラス)へHTTPリクエストを転送します。リクエストプロセッサは、HTTPリクエスト中にフォーム情報がある場合、その情報を保持するためのアクションフォームBean(利用者が作成)にセットします。
リクエストとアクションフォームBeanの対応は、モジュール設定ファイル(structs-config.xml)に記述されています。すなわち、HTTPリクエスト内の入力フォームの情報を、Structsが自動的にBeanにセットします。
次に、HTTPリクエストのURLに対応したアクション(ビジネスロジックを呼び出すためのクラスで、利用者が作成する)を呼び出します。呼び出されたアクションでは、ビジネスロジックを実行します。次に、ビジネスロジックの結果などを表示するための情報をJavaBeansやActionFormBeanクラスにセットし、JSPからアクセス可能なコンテキスト保持させます。続いて、次にHTTPリクエストの処理を行うリソース(JSPページやアクションなど)の情報をActionForwardクラス(Strutsが提供)としてリクエストプロセッサに返却します。その後、アクションから返却されたActionForwardクラスが示すリソース(JSPページなど)を呼び出します。呼び出されたJSP内では、表示のために必要な情報をStrutsが提供するカスタムタグライブラリなどでコンテキストから取り出し、ページを作成します。
最後に、JSPによって作成されたページをHTTPレスポンスとして返却します。